高額プラスチック商品は"なぜ"高いのか、調査してみた
なんていう印象をお持ちではないでしょうか。
100円均一ショップやホームセンターの食品保存容器を見れば
¥98という驚く程の安さで売られていることから、
そう思われても仕方がないと思います。
ですが、“ピンからキリまで”という言葉があるように
プラスチックにも安い商品もあれば高い商品もあります!
そこで今日は、高額プラスチック商品は"なぜ"高いのか、
調査してみたのでお話します。
今日の記事はまじめやで。
高額な理由を考えてみた
製品の重量
重量=使っている樹脂の量つまりその製品が重ければ重いほど高くなります。
“重いもの”というと思い浮かぶのは“商品サイズが大きいもの”ですよね。
ただ大きいだけでなく肉厚もすごいんです!
一度プラスチック製品の断面を見てみてください。
分厚いものもあれば、薄っぺらいものもありますが、
高額なものは大抵頑丈です! しっかりしています!
パーツの数
小さくても高価なものってありますよね。それはもしかすると多くのパーツが使われているのかもしれません。
組み立てにもお金がかかってるんです。
商品ができるまでの時間
すべての商品が同じ時間でできているわけではありません。大きな商品になると樹脂を流し込んで、それを冷却するのに時間がかかります。
ゆっくり、じっくり冷やさないと綺麗な商品をつくることができないのです。
また、商品が大きいと何個もいっきにつくることができません。
一個ずつ、一個ずつ、地道ですがこうやってつくっています。
我が社が誇る高額商品
グループ内で高額な商品を探してみました。ご紹介する商品はこちら、サンドリーワゴンスタンダード5段です。
重量は3.5kgですって。
この商品の先輩にあたるシステムワゴンは、
とあるフィットネスジムで20年程使われているそうです。
その後輩にあたる商品ですから、頑丈さは星が5つつくほどです。
世間にある高額商品
高額なものは果てしなく高額なので、今回はプラスチックとは思えないこの商品を例に挙げて高額な理由を見ていきましょう。
プラスマイナスゼロ 加湿器
画像出典:加湿器が欲しい!、Yahoo!ショッピング
どうですか。この見た目、質感。
プラスチックとは到底思えない重厚な質感ですよね。
超カッコイイと思います! 思わずにはいられないです!
これはプロダクトデザイナーである深澤直人さんがデザインした加湿器です。
仕上げは高級自動車と同じ
プラスチックというのは成型上必ずどこかに切れ目や筋が入ってしまいます。しかし、この加湿器は違います。
まるで陶器のようにツルンとしてますよね。
素材は、耐熱性と耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂。滑らかな外観は、まるで一体成形をしたかのよう。しかし、実際は内部にタンクを収めるため、上部と下部に分けて成形し、後からつなぎ合わせている。そのつなぎ目を消すために労力と時間をかけたのが、塗装工程だ。
出典:モノだって、“見た目が9割”で決まる:日経ビジネスオンライン
なるほど。やはりなにやら手間暇をかけてるようです。
その工程というのは以下のようなものです。
- 上部・下部・仕切り板、この3パーツをくっつける
- くっつけた部分の凸凹を削って平らにする
- より滑らかにするために粘土で凸凹を埋める
- 下地を塗って、低い温度で乾燥させる
- 陶器のような仕上げになるような塗料を塗る
- とどめは高級自動車と同じ仕上げ方法、ツルツルになるまで磨く
参考:モノだって、“見た目が9割”で決まる:日経ビジネスオンライン
まとめ
高額な理由、わかりましたでしょうか。高いものにはそれなりの理由があるんですね。
ただ、間違っても安いものだから手が込んでないとは思わないでくださいね。
せやで!
今日もサナダくんは関西弁練習中です。