3Dプリンターでサナダグループのイメージキャラクターのサナダくんを作りました。
サナダ精工のイメージキャラクター、「サナダくん」を作りました。
3Dプリンターは自作キットなども売られていたり、
クリエイターから最も注目されているものです。
サナダ精工の歴史に刻まれる重要なキャラクター。
サナダクリエイターズの総力をあげて制作しました。
実際にどのようにして作られたのか、ご紹介したいと思います。
3Dプリンターでサナダくんのフィギュアを作る過程
3Dプリンターを使ったからといってすぐに見栄えのいいものになるわけではありません。3Dということなので従来の2Dと違って、
バランス等も考慮して立つように計算しなければなりません。
専門的な技術も必要で地道なヤスリがけや塗装なども施して、
やっとキレイな見た目になります。
平面でのデザイン
今回3Dのフィギュアとして作るのがこの子です。最近サナダ精工のイメージキャラクターとして決定した「サナダくん」です。
このサナダくんに色々な表情や服装、背景など色々なバージョンを作りました。
今後色々な場面でサナダくんが登場します。
サナダくんの活躍に是非ご期待ください!
立体化する際の設計
キャラクターの案出しから決定、立体化まで作業するとついつい愛着が湧いてしまいます。私たちの我が子のような存在です。
元々3Dプリンターで立体化するということを前提に作り出したキャラクターですが、
足と胴体のバランス、頭の大きさなど、少し難易度の高いキャラクターになってしまいました。
今回使ったソフトは「solid works」というソフトです。
最近AdobeのPhotoshopのアップデートに伴い3Dを作れるようになったようですが、
solid worksはより高度な3Dを設計することができます。
鳥人間コンテストなどでも設計の際に使われているようです。
とてもかわいいサナダくんからは想像することもできない土台の設計図の完成です。
この時には実際にフィギュアが立つかどうかのバランスなども計算しながら作ります。
金剛山の帽子がアンバランスだったため作業にとても手こずりました。
3Dプリンターを使っての出力
3Dプリンターで出力している写真です。
週末には設計したものを出力にかけます。
土日の間に3Dプリンターが立体物にしてくれます。
弊社で使用しているのは「熱溶融積層造形の3Dプリンター」です!
名前が難しくて覚えられない!
3Dプリンターブームの火付け役となった工法です。
細いノズル(0.1mm~0.25mm程度)から、熱で溶融した樹脂を
吐出して積層する方法です。
引用:3Dプリンターの種類
簡単に言えば、ケーキの生クリームを土台に塗って形にしていくイメージです。
各パーツが徐々に出来ていく感じがとてもいいです。
出力されたものにヤスリがけをする
フィギュアを作る工程の中で一番地味だけど、重要な作業がヤスリがけです。塗装のノリや手触りが大きく変わります。
立体化されてから初めてフィギュアに長く触れる時間なので
愛着が湧いてくる大切な時間でもあります。
3Dプリンターの機種によっては、ヤスリをしなくていいのもあるけど 今は、ほとんどがヤスリをかけないといけないプリンターが多いんだ
出力されたものに塗装する
無表情なものに色をつけることで初めにデザインされたようなかわいい感じに仕上げていきます。
ここで失敗するとこれまでの頑張りが台無しになってしまう、
プレッシャーのかかる作業です。
顔がなくてちょっと怖いですが胴体はこんな感じです。
色をつけることで一気にフィギュアっぽくなりました。
あとは顔に塗装をしてはめ込むだけです。
「サナダくん」フィギュアの完成
これで全工程が終了です。色々と想定外のことが起きてしまい作業に手こずりましたが、
新しくなったサナダ精工と共に走り出す仲間が完成しました。
たくさんの仲間に囲まれたサナダくんです。とてもかわいいです。
まとめ
3Dプリンターでフィギュアを作ることはできますが、難易度はとても高いと思います。自分たちが作ったキャラクターが実際に3D化されるということは
とても夢があることだと思います。